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ティアラの重さ

 11, 2012 13:50
みなさま今日は。

今日は以前から幾度か考えていた“ティアラの重量”について自分なりの考えを少し書かせていただきたく思います。

ティアラは軽くあるべきか?
はい、
出来るだけ軽い方が踊り手の方が余り意識をせずに済むので大変助けになると思います。
しかし、一方、ある程度までの重さがあっても幾分かの利点があるのではないか、とも思います。


冠は一般的に“身分の高い人々がその権威を表す装飾”として使用されてきたということですが、現代の私達、大人も子供も普段ティアラをつけるなどという機会は滅多にありませんよね。
ですから装着した時の感覚というのはなかなか実感しにくいものが有ると思います。
さてここで思い起こすのは、バレエを習う、主にジュニア、シニア初期の生徒さんたちの様子です。
例えば、初めてバレエ衣装を身に付けた時、初めてティアラを付けた時、まるで突然お姫様に変身したように振る舞う子を多く見てきました。
特に夢見がちな少女のころはその傾向も大きい。
そしてこれはとても大事なことなのではないかと思う訳です。


洋の東西を問わず高貴な方々は姿勢も美しい。(そのように躾けられる)
ティアラを付けて踊る踊りはほとんどその高貴な存在としての踊りですから、しぐさも気持ちもそのように振る舞う必要があります。
美しい衣装と共にティアラを付けお姫様の踊りを踊るならば、その時は(たいていの場合)普段の自分と違う存在になって踊る訳です。
この時にティアラのある程度の重さは“意識を頭の高い中央にも持っていく”という助けになり、背筋や姿勢を美しく保ついくばくかの効果をもたらすと思えます。

関係無いようで有ると思えるのは、例えば荷物を頭に乗せて運ぶ習慣のある国の女性のその姿はほとんどの場合首筋がとても綺麗に伸びていること。
例えば普通の人そのもののこの私でも、頭に本を載せて歩いてみると必然的に背中が伸びしずしずとあるく様になりますから!
(そうしなければ本がすぐに落ちてしまう凡人の私!!)

昔、ある有名なバレエの先生が
シニヨンをちゃんと結って来ないジュニアの生徒にこう注意されました。

「シニヨンをきちんと結うことは身だしなみだけでなく自分の中心を意識する為にもとても大事。」

なるほどなぁ・・・・と感心したのを覚えています。



もちろん、訓練を長く続けてきたシニアの方々は、中心を意識するのに特に何かの助けが必要な段階ではないはずで、事情は違ってくると思います。
更に、昔の高貴な方々と違ってバレエでは踊らねばなりませんから、
軽いティアラがとても助けになることもあるはずです。
高貴な方なのに跳んだり回ったりもせねばなりません。


それにしても・・・・
踊る、しかも軽く美しく、あの信じがたいポアントなんぞを履いて、です!
わずかに3*5~6㎝くらいの着地面のみに立って、
全身で美しいポーズをしながら止まれ、だなんて!
それで、顔は余裕で、高貴なとか、くったくのないとか、悲しそうなとか
いろいろな表情さえ要求される!!

本当に人間はとんでもないことをやろうと思うものです。
でも、長い厳しい訓練によってそれが(見た目には)やすやすとできてしまうところまで到達してしまうのですからまったく凄いものです!!


ともあれ、そんなことを考えると、ティアラが有る程度重くてもいいというのも一理あり、
軽い方が良いにも断然利点がある、という風に考えられると思います。

バレエのティアラは重さだけでなく脱着の容易さ、形状保持かつ適度な調整のしやすさ、持ち運び時の堅牢さなどなど、踊りの助けになりつつ負担にならない重要な点がいろいろありますので今後も努力せねば、と改めて思います。


よかったら皆さまのご意見もお聞き出来たら嬉しいです。





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COMMENT 4

besuo  2012, 12. 12 [Wed] 23:41

深い!(><)

ティアラを作り始めて間もない頃、いいティアラの条件を教えていただいたことがあるんですが、その条件の一つに「重すぎないこと」がありました。
よく光るからと総スワロのビーズで作ってくれたけれど、重すぎて使えないのだ、と。。。
なので、ティアラを作る際に重くなっちゃいけないんだ!って過剰に思ってしまったように思います。
でもおっしゃる通り、自分がティアラを付けた時(20年以上前ですから今みたいにデザインも素材も選べるようなものではなかったですが)
ティアラを付けている!ということが気持ちを引き上げ、素敵な衣装と共に引き締まった気持ちになりました。
確かにあれは、つけているのか付けていないのか分からないティアラだったら、そこまで引きあがらなかったかもしれませんね。。。
「重すぎないこと」ということイコール、軽ければ軽いほどいいということではない、という発想がなかったので目から鱗でした☆

なんかちょっと自由な気持ちになった気分です(*^^*)

そうそう、ティアラを付けた時のことを思い出したら、いっつもアコガレのティアラは他の人のところに行っちゃって、自分は手作りのティアラで残念だったことをついでに思い出しました(爆)
今考えれば作って下さった方(多分先生?)に相当失礼なんですが。。。でも、確かにしょぼかったので(←失礼上乗せ)その悔しさが今のティアラ作りのバネになっているような気がします。
良くも悪くも、自分がティアラを付けて踊ったことがある、という経験が私のティアラ作りの大きな肥やしとなっているのでしょうね(^^;

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evlfew  2012, 12. 13 [Thu] 12:19

besuoさん

besuoさん、ご意見ありがとうございました!

「重すぎない事」 は大事ですね。
重すぎると踊れない、またはとても踊りにくいでしょうし、踊り中に遠心力ではずれてしまうような事も起こりえて危険。何より踊りがだい無しになってしまいますよね。

どのくらいの重さでどう感じるのか、私の場合(初期のころは)娘たちにモニターしてもらっていました。
結果、ティアラを付けている意識あり+適度な重さはおおむね~70g程度かな、と思いました。
以降作成するティアラはおおよそその範疇に治めるようにしています。

ただ、激しい踊りがほとんどない王、王妃の冠はもう少し重くても良いように思います。(軽くても勿論いいと思います)
彼らの立場上(?)見た目にも大きくて威厳ありの冠が必要で、質感も大事ですから(相対的に)ビーズティアラの場合どうしても素材が多くなってしまいます。
重さを抑えるために軽いけど豪華な素材を組み合わせて使うというのも良いですよね。

ティアラではないですが、かなり昔の衣装作りを初めて間もないころ、娘の衣装を作ったのですが、ボンの上に載せる円盤状の飾りにワイヤにビーズを通して作ったモチーフを付けたのです。
すると、踊るたびにその飾りがワニャ~と曲がってしまいました。
踊りの最後の連続ピケターンで遠心力が・・・・
縫いつけ方がいい加減だったとしか言いようがないのですが、きっちり縫いつけても縫いつける土台(ボン)もしっかりしてないとまたワニャ~っと。

遠心力はばかにできないなぁ・・と思い知った次第でした。


besuoさんの昔のティアラ装着の思い出、すごく情景がわかります。
私自身は結婚式しかティアラ装着の思い出はないのですが、教室の生徒さん達をいろいろ見てきて気づくのは、
子供はビーズ一個、飾り一個の違いからさえ、どれがより豪華かきっちりわかっていることです。
作ってる側は同じ素材が切れた時など「同じようなものだから」と何気なく使ったりしますが、
(生徒たちの)鋭い観察眼でたちまち分別されてしまいます。
差を付ける意図など無かったのに・・・とちょっと困ったりもします。

でも、besuoさんはちょっぴりほろ苦い思い出を良い方に転換して、結果的にティアラ作りのとてもいい動機にされているのですね。前向きさが素晴らしいと思います。

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Lelilas -ルリラ-  2012, 12. 16 [Sun] 00:08

No title

こんばんは。
お見舞いのコメントを
ありがとうございました。
本当にうれしかったです。
おかげさまで、
捻挫は治ったみたいです。^^

ところで、
今日、照明合わせだったのですが、
こちらの記事で書かれている

>初めてバレエ衣装を身に付けた時、初めてティアラを付けた時、まるで突然お姫様に変身したように振る舞う子を多く見てきました。

ということを、
正に私が実感しました(笑)
もう十分大人なのですが…
お衣裳を着ただけでテンションが上がって、
いつもより気持ち良く踊れたのです。
お衣裳パワーは強力ですね!

今日はティアラは着けずに踊ったのですが、
ティアラを着けているという意識が、
背筋を伸ばし、引き上げを助けるということ、
あるだろうなぁと思います。

最新記事でご紹介のあった
ピンクのティアラ、
落ち着いたピンク色が、
「ピンクだけど可愛すぎない」
というテーマにぴったりですね!

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evlfew  2012, 12. 17 [Mon] 02:07

ルリラさん

ルリラさんこんばんは!
コメントありがとうございました。

捻挫がよくなられたとのこと、大ごとにならずに本当に良かったです。

お衣装をつけてのリハーサルも上手くいって何よりでした。
「気持ちよく踊れる」って最高ですね。
ティアラもつけると更に上手くいくに違いありませんよ!

さあ、これで本番までもう間もなく、かな?
発表会って(私は出たことが無いのに)お手伝いするだけでも何だかワクワクしますよね。
小さい子が一生懸命踊っているのを袖から見るだけで思わず涙ぐんでしまったりします。

くれぐれもお気をつけて、レッスンの成果を十二分に発揮できるように頑張ってくださいね。

PS:ピンクティアラおほめいただいてありがとう!!

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